アフリカの子供達への支援・・・心も綺麗になりましょ

毎年学校で募集しているバックパックプロジェクトという名の
寄付のお願いが今年も来ました。

バックパックとはリュックサックのこと、家にあまっている
リュックサックに子ども達が使える文具、皿、スプーン、
コップ、Tシャツ、パンツ、サンダル、ボール タオルなどを
入れて男の子用、女の子用、何歳くらい用という風に分けて
アフリカの子どもたちに贈るというプロジェクトです。

イギリスの慈善団体が毎年行っているもので、窓口は学校や
塾などになっていてそこに持っていけば、そこから団体に
送ってくれて、アフリカへ送ってもらえることになっています。

家の中を探せば、使っていないリュックサック何個か出てきます。
毎年参加していて、去年は3個提出済み。
すべて中古のものでOKということだけど、さすがに今年は
ボール、サンダルがなかったので1£ショップで購入して
詰めました。

スプーンが必要というのは、多分家であまりご飯が食べられず
学校の給食のみが唯一の満足に食べられるご飯という
子たちも多いアフリカの国では必要なんだろうな。

子供と一緒ににバックパックに詰めながらそういう話を
聞かせています。
少しでも心に残ってくれるといいな・・・と思いながら。

アフリカには、いろいろな問題があります。
特にアフリカの子供を取り巻く環境はかなり過酷です。
紛争、テロ、伝統、宗教、貧困、など簡単に解決できないもの
ばかりです。

本来は自国で解決することが望ましいのですが、そうできない
いくつかの問題があるようです。

アフリカの国を率いる指導者達の意識の問題です。
アフリカの指導者たちは、アフリカが発展しないのは、欧米の
過去の植民地搾取のせいだと考え自分たちで国をどうにか
しなければという気持ちが少ないという事もあるようです。

国際的な援助が行われても、未来の国を背負っていく
子どもたちには届かず、指導者たちのふところに転がり込む
という構図もあるのだとか。

アフリカの子供たちに届かないということは、
その子どもたちを育てる大切な教育に届くはずもなく、
結局は負の連鎖が続くということになるのです。

貧しい人たちは自立の手段を得ることができず、
アフリカの子供たちは成長できず、他国に出稼ぎに
行くしかなくアフリカの国々は発展しないままという事も。

このような負の連鎖が続かないよう、様々な形の支援が
周辺国から届けられようとしています。

文房具、給食のシステム、など日々必要な支援は
もちろんのことですが、将来の国の力になるであろう子どもたちが
必要な教育を受ける場が充実するような人材育成が必要です。

特に産業発展に必要な科学的知識や技術を持った人材の育成が
できるようまずは教師の指導力を高めるべくJICAが継続して
研修を受ける仕組みづくりや質の高い教育ができるような
仕組み作りを現地で行っているのです。

アフリカの子供たちが、平等に教育が受けられるしくみを作り、
自国でさまざまな問題解決ができるような国に導いていくことが
先進国の役割でもありますよね。

JICAの他にも世界の子供達への支援をしている団体があります。
例えばアメリカのワールドビジョンは国際効力NGO団体ですが
チャイルドスポンサーシップという子供達への支援をしています。

日本ではワールド・ビジョン・ジャパンが設立されており
東京都中野区本町にあります。
チャイルドスポンサーシップ